2011年11月29日 夜


夜6時50分

今風呂を上がった。今日はDVD鑑賞会。夕方からみんなそわそわしていた。

私は全然興味がない。私も数ヶ月するとそわそわして見入るのか。

今、中国の映画をみんなみている。この後アメリカ映画、エロへとつづくのだろう。

しかし、これは、今の私にとっては迷惑極まりない。6時〜10時まで皆めいいっぱい見るのだ。

その間寝床もできていない。今私は一番済みの壁際で書いている。

あと3時間、今日は日記を長く書こう。消灯と同時にDVDは消える。

この後が大変だ。
トイレでごそごそ・・・・・あっちこっちでごそごそ・・・・。







2011年11月29日

 

ファミリー面会があった。弁護士だった。

 

面会は嬉しいが帰りが憂鬱だ。

3箇所の看守にチップをよこせと言われる。

 

特に房の外の看守は始末が悪い。

 

T君のフロアー1Fは金がかからないという。

私は人が良く見えるのか、1回の面会で約5ドルのチップがかかる。

 

今日弁護士だったので

「レイター」

と言いチップは払わなかった。

 

本当に本当にこじき、だ。



T君が出所後、房をT君のいたところに変えようかと本気で考え出す。

このフロアーは本当に最悪だ。





2011年11月28日 夜

お茶会が終わり風呂に入ったばかりだ。

 

今日の暑さは堪える。

お茶会のつまみに乾いたお菓子を食べていたが、5分とせずしっとりしてくる。

 

強烈に蒸している。

この暑さが一番堪えるかもしれない。

 

カンボジアガイもみんな背中に汗をかいている。

幸いまだ氷水が残っているがこれを飲むとまた汗が噴き出す。

だけど飲みたい。寝る前に飲もう。

 

今日、外の人と話せたせいか、これからの事を本気で考え出す。

 

なにはともあれこの刑務所の生活費、最低500ドルは毎月入るようにしなければいけない。

 

なんとかしなくては.....

 

実に蒸し暑い。今日は寝れそうにない。

眠れるまで今後のことをじっくり考えよう。

今の私には時間だけはたっぷりとある。



2011年11月28日

 

今、昼食が終わった。現在11時13分。

 

今日は朝からいい日だ。

外でT君と話していると、T君の部屋には携帯電話があるらしい。

 

T君の持っている電話のカード3ドル分くれた。

今の私に3ドルは非常に助かった。

 

私の心は一歩前に進めそうだ。

 

***

そういえば、房の外の看守が私が外に行くたびに金を払えという。

「ナウ ノー マネー」

と私は言い、払わない。

こじきか。


















2011年11月27日夜

 

 

現在11時25分。

 

暑い。実に暑い。

風呂上がりに冷たい水、クーラーの効いた部屋でゴロンとしたい。

 

しかし、ここは刑務所。石の上に座り小さなうちわで風を作り涼んでいる。

今日もうちわで扇ぐ風も熱風に感じる。

 

夕食後昼間の喧嘩の反省会のようなミーティングがあった。

ミーティング終了後、ボスに何を話したと聞いたら部屋のルールについて、確認しあったらしい。

 

喧嘩がもしも看守にばれたら懲罰があるらしい。

よくわからないが、石に直に寝ることになり、水も使えなくなるらしい。


***

 

私がこの部屋にいる限りこのような懲罰があった場合、大使館に言えば人権問題に発展するのではないだろうか。

おそらくこの部屋は基本的に真面目なので懲罰をうけることはないだろう。

 

汗が滴り落ちてくる。

昼寝にいるときは日記にあれを書こうこれも書こうと思うのだが、

こうあっては何を書こうか浮かんでこない。

 

明日、電話をかけよう。

どういう結末になるのかわからないが、後悔の残らないよう、奴に電話をかけよう。










2011年11月27日

 

今日は日曜日。昼食が終わったばかりだ。

 

***

 

昼食前に房で喧嘩があった。

男3人による喧嘩だ。

 

大したことなく済んだが食事の後、この部屋の裏ボス(お茶会のリーダー)

に若い二人が怒られていた。

 

裏のボスは普段温厚だが怒ると迫力がある。

いつものボスも同席していたがなすすべなく....

 

日曜日は実につまらない。

これから昼寝だ。

2011年11月26日 夜

 

明日は日曜日。

一日中外にでれない。

 

この狭い部屋の中で過ごさなくてはならない。

まあ仕方ないか。ここは刑務所。

***

 

そういえば、書き忘れるところだった。

今日電話をかけるのにカードを買った。

 

確か判決の下りた人だけがかけられると聞いたが、カードを3ドルで買った。

 

3ドルは12000リエル、15000リエルで支払ったので3000リエルの釣りだが、看守は釣りをよこさない。

 

ならばと、この看守に電話のかけ方を教わろうと思い看守に頼んだところ、やはり私は刑が決まっていない。電話をかけられない。

 

『ふざけやがってこの野郎』
と思っていたら看守のID番号で電話をかけてくれた。

しめた、やった、つながった。


無理に釣りをもらわずに正解だった。

次いでに次回もかけるのに、看守のID番号をメモ帳に書いてもらった。

 

これで私はいつでも電話がかけられるようになった。

ありがとう看守!!

だが電話代がべらぼうに高く、
PP市内3ドルで約6分、海外3ドルで約2分だった。