2011年11月20日

この刑務所に来て、9日が経った。

逮捕されたのが11月8日。

 

入所日11月11日、拘置所滞在からたった3日で刑務所に移送されるなんて考えもしなかった。実際、刑務所に一歩足を踏み入れた瞬間怖かった。どうしようもなく不安だった。

本当に泣きたかった、逃げ出したかった。

 

言語が出来ない自分の唯一の救いは、共犯で捕まっているT君が一緒にいる事だ。

彼のことは後で詳しく書くが、彼はカンボジアに住んで2年。

英語もでき、カンボジア語も出来る。

 

T君と2人刑務所の入り口を入り、房へと続く道に入る。

入るとすぐにパンツ一枚にされ腕時計から全て身ぐるみを剥がされた。

情けなかった。50歳近くになってこれか。


房への入り口が近づく。

テレビで見るような海外の刑務所の光景。

日本の刑務所の方がマシではないか。そう思った。

 

房に扉の小さな小窓からカンボジア人らしき囚人が見ている。

入り口のドアが重く開く。

むせかえるような熱気、暑い。

10畳ほどの部屋に20人はいるだろうか。

参った。本当に参った。今日からここで生活するのか。。。