2011年11月21日

目が覚めた。体中が痛い。

生まれて初めて石の上に寝たせいだろう。

 

寝起きの一服がしたいが、自分にはタバコがない。

すると、下手に寝ている若者がタバコをくれた。

 

カンボジア人は親日である。

日本人には優しいのかプノンペンでは反日を感じたことはなかった。

ここ刑務所もそうなのだろうか?

T君は房のボスからここのルールを聞いている。

自分には全くわからない。

 

すると、外から看守が呼びかけてきた。
「外に出ろ」

T君と自分に言っているらしい。

自分たちはパンツ一枚で外に出た。
するとどうだ。ジャラジャラアクセサリーをつけた黒人が廊下で守衛と話している。

しかも、黒人は歩きタバコ
なんだこの刑務所は。

 

進んだ先の中庭では飲み物を飲み、くつろいでいるのは皆この刑務所の囚人だ。

 

アメリカは刑務所が自由、というのは知っていたが・・・・・。

カンボジアも自由なのだろうか。日本の刑務所が特殊なのかもしれないと思い始めた。