2014年11月21日 2
中庭では一列に並ばされたが、何もないくつろぎタイム。
すると、T君が一人の男と親しげに話し始めた。
その男は自分にタバコ2箱とライターをくれた。
親切だ。
自分は素直に、そう思った。
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さっき、T君が房のボスと話していたが、自分とT君は初日なので同じ房に入ったらしい。
ずっと一緒の房が良ければ、月200ドル払えば同じ房になれると言う。
この親切な男も同じことを言っているようだ。
なるほど、タバコ2箱はつけとどけか〜。
昨日いいところに寝たのもこういうことか。
おそらく、200ドルを毎月看守に払いボスたちはなんらかの恩恵を受けるのだろう。
そう考えた自分だが、何としてもT君と同じ房でいたい。
そう思っていると、T君がこの男と話し、同じ房を希望していると伝えてくれた。
よかった。本当に良かった。この時は本当にそう思った。
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この後、自分たちは一通りの手続きを受けた。
身体検査等、身体検査といっても測ったのは体重と身長だけ。
あとはエイズか?等聞かれるだけ。全てNOと答え検査終了だ。
1日のうち5時間位は外で自由にでき、コーヒー等自由に飲め、歩きタバコもいい。
捕まって刑務所に入ったのは最悪だが、ここならなんとかなるかもしれない。
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午後、T君に面会が来た。父さんらしい。
T君はなかなか帰ってこない。
T君と同じ房になるため、房が変わると聞いた。
自分が先に新しい房に移ることになった・・・・。